ミュンヘンからヴェネツィアへ南下した道を、今度は北上、ベローナを経由して、ロベレートで下車する。次の目的地はガルダ湖の東岸に位置するマルツェジネ。
マルツェジネでは、湖畔にスカリガー城がそびえ立ち、その雄大な姿にゲーテが感銘を受けた街。石畳の路地、レストランやカフェの並び立つ街の中心の港周辺の散策は時がたつのを忘れさせる。
僕たちは、この街を目指して、ベネツィアを13:50分に出発し、15:30にはロベレートに到着した。約1時間半の短い移動。ここからしかし、バスに乗り換えマルツェジネに到着しなければいけない。
ベローナを過ぎた辺りから、平坦だった車窓の景色が切り立った崖に囲まれたアルプスの風景に移行していく。この辺りは石灰岩系の堆積岩がプレート−テクトニクスの運動によって隆起したもので、そそり立つ岩壁は見事の一言につきる。
ヴェネツィアからミュンヘンに一気にに移動すると、この景色がインスブルック辺りまで続いた後に、次第に穏やかな隆起に変わり、平坦な森が点在するバイエルンの景色に移りゆく。
基本情報:ヴェネツィア、ヴェローナから、もしくはドイツからのアクセス
ガルダ湖への公共交通によるアクセスは、南はヴェローナから、北はロベレートからのバスになります。僕たちは北からガルダ湖へアクセスしました。
ロベレートの改札を出ると、小さな駅の窓口があり、そこでトルボレTorbole行きのバスチケットを購入します。そこから湖畔のバス路線に乗り換え。乗り換え後のチケットはバスの運転手から買いました。このルートで、ガルダ湖の南の方まで行く事ができます。チケット料金はなぜか、運転手から購入すると安いです。おそらく運転手は料金体系を把握していないか、外国人に説明するのが面倒くさいので、かなり適当です。
バス経路詳細
- ロベレートRoveretoからトルボレTorbole bivio ヘ 約9ユーロ(大人一人、子供二人)。乗車時間約30分。
- 次の停車駅が車内で表示されなくて心配でしたが、トルボレに到着すると、乗務員が大きな声で「トルボレ」と教えてくれます。おそらくここで乗り換える観光客が多いからでしょう。
- バスを下車したら道路を横切り、対向路線へ。
- Torbole bivio からMalcesineへ バス番号483。約9ユーロ(大人一人、子供二人)。乗車時間約15分。
- 乗車時に人数と行き先を聞かれるので、運転手の指示に従ってください。もしかしたら荷物をバスの脇腹のトランクに入れてくれ、と言われるかもしれません。
- 復路も全く同じルートです。
- バスは30分に一本程度です。気長に待ちましょう。
遊泳
自分たちが遊泳した湖岸は一カ所だけですが、気に入ってしまい、毎回その場所に行きました。場所は、マルツェジネから北に徒歩5分ぐらい。監視員がいるので、安心して泳ぐ事ができます。岸から20メートルほど離れた場所に浮き島が設置されているので、そこから湖水にダイブしてクールダウン。
その他、南方向に遊歩道が整備されており、その途中にも遊泳地区があります。
水質:とても良い。
水温:少々、冷たい。
その他、南方向に遊歩道が整備されており、その途中にも遊泳地区があります。
水質:とても良い。
水温:少々、冷たい。
スーパー
スーパーは二つ、街の中に一つと、街から歩いて2分の距離に一つ。野菜、フルーツ、ビールやワイン、肉、パンなどはかなり充実しています。魚はやはり鮮度が落ち、価格も少々高め。
アクティビティー
- ガルダ湖遊覧船: 僕たちはリモーネという街へ船に乗って行きましたが、色々な場所への遊覧船が就航しているようです。リモーネへは往復9ユーロ/人。帰路は1時間ごとに船が出ていて、好きなだけリモーネに滞在することができます。
- ガルダランド:テーマパーク。子供達は実はここに一番行きたかったかも。入場料35ユーロ、/人。全アトラクションに有効。ガルダ湖の南に位置し、ファンタジー、アドベンチャー、絶叫マシンが勢揃い。一日楽しめそうです。
- ケーブルカー:マルツェジネの東に聳える標高1760メートルのバルド山へ一気に駆け上ります。山頂なので、空気もひんやりしていて気持ちいい。尾根に沿ってハイキングを楽しむ人も多いです。一日のうちに山頂で避暑地気分を、湖岸で遊泳を満喫できます。大人往復22ユーロ、子供大往復(14歳から17歳まで)15ユーロ、子供小往復(14歳未満)10ユーロ。
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