2019年9月14日土曜日

ヴェネツィア vol.3 水の都の洗礼をうけて、世界の見方が変わる

ヴェネツィアといえば、水の都、縦横に張り巡らされた運河と運河を渡る太鼓橋を連想します。ただ、歩くだけで、美しい景色に巡り会う事ができるなんて、なんて素晴らしいことなんだろう。
また、それは同時に、通常の交通手段が通用しない、ということを意味します。従って、カナル•グランデから外れた地域では、もはや歩かざるを得ない。だから、今回、ヴェネツィアの個人的版図はごくごく小さな範囲に留まりました。この版図を広げるために、また今後幾度も、この水の都を訪問することになるでしょう。






ヴェネツィアで一番と自宣してるアイス屋さん。
  • 店名:IL DOGE
  • 地区:サンタ-クローチェ
  • アドレス:Calle Traghetto Vecchio, 2016
  • 1ボール1.8ユーロ。
本当に美味しいです。



もう一カ所、アイス美味しいところありました。


影の中で撮ったので、なんかまずそうに見えますね。いや、でも美味しいです。こちらはサン•マルク広場から一歩、北へ路地を進んで行くとあります。
  • 店名:Venchi
  • 住所:Calle dei Fabbri, 989
  • 1コーン3.2ユーロぐらいだったでしょうか、すいません、覚えてません。。コーン単位で販売してます。2ボール選べます。ミルク味を頼むつもりが、いつものくせでストラツィアテッラをオーダーしていたことに長男君の指摘で気づきました。
  • おそらく女子の皆さんには有名なアイス屋ではないかと思うんですが。


イタリアでは、植物がよく育ってます。テラス植物の育ち方もハンパありません。それらが漆喰やレンガ壁の素材感とよくマッチしています。


物価が高くなるのは、街中での運搬が大変だからというのも理由の一つらしいです。太鼓橋を乗り越えるためのキャリアーは、もちろん手押し。こりゃぁ、大変ですね。


このマスク屋さんの店主らしいおじちゃんは、職人気質っぽい雰囲気をぷんぷん漂わせていました。マスクのクオリティーも、安っぽいお土産屋に比べると、格段に高い。かなり本格派。幾つか欲しいマスクがあり、最終日の出発時間2時間前に訪問したけれど、昼休み休憩で不在。ここでのマスク購入も、また次回までおあずけ。

砂糖のかたまりのようなお菓子とケーキ。下から二列目の左から二番目のピンクと白の40センチくらいのロープ状のマシュマロは、ちょとマシュマロより固めで、歩きながらちぎって食べるには最適。一本2ユーロ。ケーキは見た目のインパクトからさすがに食す気にはなれませんでした。


このうつろな目をしたおじさん、誰でしたっけ?しってる顔なんだけど、誰だか思いだせません。どなたか、教えてください。


そして、なんといっても、魚の朝市!ヴェネツィア行きが決まったときからビエンナーレを差し置いて、魚を存分にいただく、というのが一番やりたかったことかな。日本に住んでいるみなさんには分かりますまい。ミュンヘンには海がないので、新鮮な魚はめちゃくちゃ高いんですよ!
というわけで、リアルト橋の近くにあるフィッシュマーケットに行ってきました。で、やっぱり魚、安い!そして新鮮!下の写真で男性がつまんでいるのは、生きてるエビ。
あー、もっと魚を調理する方法を覚えて、次回はもっとガンガン料理したいです。

長男君はサーモンのプリプリの切り身、7ユーロ。次男君はイワシが欲しいというので0.5キロ購入。売り場のおじさんは三回ほど鷲掴みにして袋にイワシを詰め込んで、3ユーロ。そしてサバを一匹2ユーロ。


夕食では鮭は塩焼き。サバは焼いて、醤油で食べて、イワシは開いて小麦をまぶして揚げてみました。サバの皮の新鮮さ、見てください!イワシも揚げただけなのにとても美味。大満足でした。


  • リアルト魚市場
  • 場所:リアルト橋の北側、カナル-グランデ寄り。
  • 野菜や果物市もでています。ただし野菜は割高で、コックさんやら地元の人が大量に購入していくので、待ち時間が長く、しかも順番は平気で守られません。ここでは、だんぜん魚の購入がオススメです!
ヴェネツィアを散策して偶然行き当たったショップや朝市について書きました。僕たちは今回正味2日間滞在しただけなので、ヴェネツィアにはまだまだ未発掘の素晴らしい景色や面白い発見がたくさん溢れています。次男がまだ小学校低学年なので美術館、博物館はビエンナーレ以外は訪問していませんし。
次回は、北イタリアのカルロ•スカルパ、パッラーディオ巡り、海水浴、そしてなんといってもイタリアなので、より食文化を追求するために、何回でもこの地域にやってきたいと思います。
水の都というのは普段自分の住んでいる街の常識が通用しない、根本から全く異なるロジックで構築され、そして構成されている、というのも衝撃でした。ベネチアビエンナーレで提示された現代美術のありかたは、すでにヴェネツィアという都市によって体現されている。そのことが、訪問から数日たってジワジワと分かってきました。

0 件のコメント:

コメントを投稿